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2019.07.20 (Sat)

「それでも空は青い」 荻原浩



それでも空は青い 荻原浩


人間関係に正解なんてないー人づきあいに悩む背中をそっと押してくれる7つの物語。

【目次】(「BOOK」データベースより)
スピードキング/妖精たちの時間/あなたによく似た機械/僕と彼女と牛男のレシピ/君を守るために、/ダブルトラブルギャンブル/人生はパイナップル


短編集で、どれも違う話なんだけど、全部読み終わってからタイトルの「それでも空は青い」という文字を見ると妙に納得しちゃう1冊。

好みは「君を守るために、」かなぁー。
この中で唯一ユーモラス。
それ以外はどこか滑稽でありながら悲しく思えるのです。

「あなたによく似た機械」も読んでると結構キツい。
悲しくなるのです。
「パイナップル」も、「妖精」も。

でも、悲しなとかやるせないなぁーと思いながら、
タイトルを見ると変に納得する。
そんな1冊。

これだから荻原さんの本はやめられない。
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2019.07.19 (Fri)

「ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで」 真梨幸子



ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで 真梨幸子

嫌なお客のワガママ放題、無理難題。敏腕外商・大塚佐知子がご用命とあらば、殺人以外なんでもします…でも。「お客様は神様?所詮は他人です」。私利私欲の百貨店へいらっしゃいませ。

百貨店の外商モノというと、高殿円さんの「上流階級」を以前読んだことがありました。
同じテーマが「外商」でもここまで毛色の違う話ができるものなんだなぁーと感心します。
マジで。

イヤミス度はそれほど強めではないと思うのですが、ブラック度がものすごい。
特に、マネキンの話。
なるほどねぇー。人の心理を突いたようなやり方です。

外商はこんなこともするんです。
って・・・しないデス(;・∀・)

多少、滑稽な感じもしたので面白く読みました。
売掛金がきっちり回収になるように、こっそり生命保険に
かけとくっていうのも実際にありそうだよなと思います。
外商→掛け販売だもんね。
信頼の上に成り立ってるなんて・・・

綺麗ごとよね。
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2019.07.17 (Wed)

「心音」 乾ルカ



心音 乾ルカ

城石明音は先天性の心疾患を患っていた。8歳の時に病状が悪化し、両親は渡米しての心臓移植手術を決断する。しかし、そのためには1億5千万円という莫大な費用が必要だった。懸命の募金活動の末、募金額は目標額を超え、明音はチャーター機でアメリカに渡った。幸いドナーも見つかり、手術も無事に成功し、明音は一命を取り留めた。誰もが明音の生を祝福しているかのようだった。このときまではー。募金活動と心臓移植手術によって命を救われた少女・城石明音の半生を、教師、同級生、夫など周囲の人間の目を通して描いた、骨太の人間ドラマ!!

子どもの心臓移植が必要で、海外で移植できた子と、移植が間に合わず死んでしまった子。
物語はそこからスタートするわけですが、生き残った子=明音は中学入学後に
「一億五千万円さん」と呼ばれたり、「まだ生きてる」って言われたり。


高校はさすがに中学と同じ区内ではなく、違う高校に行きましたが、
偶然同中がいたんだな。
でも、その子は積極的にいじめるわけでもなかったんだけど、
結局キッカケになってしまったようで・・・
そこも何というかやるせない。

で、その後結婚。
結婚!?

でも、結婚したかと思ったら前妻の子供が不注意で
相手にけがをさせてしまって。
そこからどうなるんだろうと思っていたら、
やっぱり最後まで息苦しい展開だった。

どこがポイントだったんだろうと思いながらも、
最後に冴季が言った「死にたくても死ねない」というのが
一番のポイントかなぁー。
それこそ一億五千万円もかけて移植して、ほとんどが寄付で、
自殺したいなんて言えるものでも思ってもいけないみたいな
状況だよなぁー。

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2019.07.16 (Tue)

「今昔百鬼拾遺 鬼」 京極夏彦



今昔百鬼拾遺  京極夏彦

「先祖代代、片倉家の女は殺される定めだとか。しかも、斬り殺されるんだと云う話でした」昭和29年3月、駒澤野球場周辺で発生した連続通り魔・「昭和の辻斬り事件」。七人目の被害者・片倉ハル子は自らの死を予見するような発言をしていた。ハル子の友人・呉美由紀から相談を受けた「稀譚月報」記者・中禅寺敦子は、怪異と見える事件に不審を覚え解明に乗り出す。百夜行シリーズ最新作

講談社タイガ・角川文庫・新潮文庫、3社から連続発行するシリーズのようです。
すごいな。
いろいろ。

主役は中禅寺敦子さん。
京極堂の妹です。

なんだか日をまたいで読んでたらあっという間に終わってしまった・・・
そういう感じでした。

敦子が探偵役なのだろうけれど、あまりそういう感じでもなく。
まぁ兄ほどの派手さはないですよね。
この先を読むかどうか思案中。

刀が土方歳三の刀という点ではかぶりついて読みました。
興味が出る題材には食いつきが激しいw

読んでるうちに終わったという意味ではミステリーとかでは
ないんだよね。
薄いというのもあるので多少の物足りなさはありました。
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2019.07.15 (Mon)

「作家の人たち」 倉知淳



作家の人たち 倉知淳

押し売り作家、夢の印税生活、書評の世界、ラノベ編集者、文学賞選考会、生涯初版作家の最期…。可笑しくて、やがて切ない出版稼業ー!?

【目次】(「BOOK」データベースより)
押し売り作家/夢の印税生活/持ち込み歓迎/悪魔のささやき/らのべっ!/文学賞選考会/遺作


こういう文学界の裏側的な本って、東野圭吾さんだったり中山七里さんだったり書かれてますけれど、おそらく群を抜いてブラック(笑)
ブラックという意味では突出してます。
ブラックっていうかね、リアルなんだよね。

「夢の印税生活」なんてすごく具体的でw
「らのべっ!」もライトノベルって表紙ありきだよなぁー。
という場合もありますし、具体的でリアル。

「悪魔のささやき」が一番「小説」としては面白かった。
こういうのがあったらおもしろくて怖い。
怖さに気づいて、回収しようと思ったのに時すでに遅し。

ふざけてる箇所もあったかもしれないけれど、
どうしてもリアルが付きまとうんだよねー。
直木賞もどきの選考会とか。
皮肉を通り越したブラックな1冊でした。

10:27  |  倉知淳  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.07.11 (Thu)

「棲月 隠蔽捜査7」 今野敏



棲月 隠蔽捜査7 今野敏

私鉄と銀行のシステムが次々にダウン。不審に思った竜崎はいち早く署員を向かわせるが、警視庁生安部長から横槍が入る。さらに、管内で殺人事件が発生。だが、伊丹から異動の噂があると聞かされた竜崎はこれまでになく動揺していたー。

最終回みたいだった(笑)

実際のところ、最終回ではないんだろうけれど。
今回は・・・まぁ犯罪が今風でした。

そして、いじめっこがルナリアンをあれほど恐れる理由が全く分かりません。
それは私が少年少女からはるか遠い場所にいるからでしょうか?!(・ω・)

世の中パソコン使えた方が強いのかな。
なんだかそこら辺が意味わからなかった。

異動が決まりまして、大森署が居心地よかったからか離れたくないなぁーと
自分の気持ちに驚く竜崎。
そして、冴子さんは「あ。そう」
安定してます(〃ω〃)
いつもの冴子さんです。

今回初登場の田鶴さん。
彼、いいねぇー。
戸高とはまた違うタイプですが、ユニークです(笑)
こんなに面白いキャラだったらもっと早くから出してほしかった。
一緒に横浜異動にならないかな。
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2019.07.10 (Wed)

「マーダーハウス」 五十嵐貴久



マーダーハウス 五十嵐貴久

希望の大学に合格し、引っ越し先を探していた藤崎理佐は、ネットで偶然シェアハウス「サニーハウス鎌倉」を見つけ、暮らすことになる。そこは海外セレブの別荘のように豪華な外見、充実した設備、格安の家賃と好条件ばかり。しかも同居するのはテレビの某番組に出てきそうな美男美女だった。憧れの地で楽しい日々を送っていたが、同居人が立て続けに死亡する。不安を抱いた理佐は高校時代の同級生、高瀬弘に相談する。違和感を覚えた弘はサニーハウスを調べることにするが、そこから恐怖は一気に加速していく!予想外の結末、震撼のサイコミステリー!

これはモロ好みです。
どんぴしゃと言っていいです。

例えば、主人公がいて、主人公の元カレが登場して、きっとラストこうなるんだろうな~。
と、思ってたらまさかの・・・!!!

でした。
予想を覆されると「えぇーー!」と思いながら、負けた気持ちもあってちょっと嬉しい。

最近、マンガもよく読むようになりまして。
シェアハウスものとか鉄板なのか登場します。

私が自分自身に置き換えるとシェアハウスで生活って無理と思っていたのですが、
理佐(主人公)も自分には合わないと思ってたようで。
確かに他人と暮らすという意味ではシェアハウスは密だよなぁーと思います。
シェアハウスって実際のところプライバシーほしい人には無理だと思った。

駅からは遠い、鎌倉の一軒家。
約20畳の部屋が1人1人に割り当てられ、バストイレも部屋に完備。
地下にはシアタールームもあり、それで家賃が4万5千円。
ただし、ある条件に引っ掛かると殺されますw


05:00  |  五十嵐貴久  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.07.09 (Tue)

「魔眼の匣」 今村昌弘



魔眼の匣 今村昌弘

その日、“魔眼の匣”を九人が訪れた。人里離れた施設の孤独な主は予言者と恐れられる老女だ。彼女は葉村譲と剣崎比留子をはじめとする来訪者に「あと二日のうちに、この地で四人死ぬ」と告げた。外界と唯一繋がる橋が燃え落ちた直後、予言が成就するがごとく一人が死に、閉じ込められた葉村たちを混乱と恐怖が襲う。さらに客の一人である女子高生も予知能力を持つと告白しーー。ミステリ界を席巻した『屍人荘の殺人』シリーズ第二弾。

第二弾。
面白いんだけど、なんか物足りなさを感じてしまうんだよね。
地味といえば地味なのかも。
主役の葉村くんが、ワトソン役なんだけど、ワトソンですらないっていうか。
だから違和感あるんだろうなぁー。
似鳥鶏さんの伊神さんシリーズも葉山くん(苗字似てる)がワトソン役ですが、
そっちはあまり違和感がないのはやっぱりキャラクターの濃さも
原因のひとつなのかも。

今回はばーさんの予言により、「男女2組4人死ぬ」と。
「4人って誰?」とあたふたしてしまいます。
思い切り予言に踊らされた感じがしないでもないけれど、
そういう理由もあるのかと。

比留子さんに正直華がない気がするので、美人だ美人だと
書かれてても、キャラ的に弱い気がして~。
まぁ明智さんのキャラが濃すぎたというのも原因かもしれないけれど。
いつかは葉村くんが探偵になるのかなぁ。
05:00  |  その他あ行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.07.08 (Mon)

映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」を観ました



続きものだったらしい(T_T)
「スパイダーマン ホームカミング」も見てなければ、
「アベンジャーズ エンドゲーム」も見てなかったので
最初が「???」でした。
意味わからん。
そりゃそうだった>かなりの重要ネタバレの続きだったらしい。

で、最初に登場する怪物もマンガの世界っぽくて。
(まぁスパイダーマンそのものがマンガだからそれはそれか・・・^^;)

どうしようと内心思っていたのですが、それの「仕掛け」たるものが
分かってからは安心してみることができました。

スパイダーマンは一番最初のトビー・マグワイヤのだけ見たのかな。
おそらく。
でも、それ以降は見てなくて。
ピーター・マーカーという役は一緒なのね。
てっきり、後を継いだか何かかと思ってました。
初代・スパイダーマンから・・・と。

スパイダーマン役の俳優さん、トム・ホランド。
ベビーフェイスがたまらなく可愛い(〃ω〃)

なんとなく気持ちが充電された感じがしました(笑)
08:17  |  映画鑑賞  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2019.07.05 (Fri)

「ツキマトウ 警視庁ストーカー対策室ゼロ係」 真梨幸子



ツキマトウ 警視庁ストーカー対策室ゼロ係 真梨幸子

自己顕示欲の塊となって、ブログに日々よしなしごとを綴るダメンズ女、離婚したパートナーの動向チェックに余念がない元妻、ささいなことで恨みを募らせていく反社会性パーソナリティ障害の元同僚、妄想を暴走させてSNSを炎上させるアイドルオタク…ふとした日常の違和感、感情の掛け違いから、妄執に取り憑かれていく男女たち。詐欺、ストーカー、リベンジポルノ、盗撮、盗聴…「愛」という大義の下の暴力を、イヤミスの女王が執拗にあぶり出す!

真梨作品あるあるなのですが、
登場人物が多く、相関図書きたくなります。
まぁ、それが狙いなのでしょうが。

最初と最後、つなげたことでうまくまとめたなぁーとにんまり。

しかし・・・ストーカー。
テレビの向こうの俳優と付き合ってると思い込んでるのは
怖いなぁー。
こればかりは私の感覚にはないので不思議。

何回か「母親」がストーカーな話があって、
これは湊かなえさんの本でもよくあるけれど、
母親っていうのが一番最たるストーカーかなと
思った~。

なんだろう。
母親は子供のすべてを知る権利があるのか?
娘の部屋に勝手に入り(大家に言ってカギを借りる)
パソコンをいじり、ブログを読む。

そういう母親にはストーカー以上の狂気を感じます。

で、要所要所で登場した二宮警部には何もなかったのかな。
この人もクセがありそうだったけどね。
07:05  |  真梨幸子  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
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