igaigaの徒然読書ブログ

読んだ本の感想を気ままに書く読書ブログ。時々映画鑑賞。

「道具箱はささやく」 長岡弘樹



道具箱はささやく 長岡弘樹

資産家の娘・早百合に意中の相手がいるのか。調査を依頼された探偵の木暮と菜々は、最後の候補者と早百合がスクランブル交差点ですれ違うよう仕向ける。だが、その寸前に、なぜか木暮は早百合に電話を入れた…(「意中の交差点」)。借金苦から、休暇を利用して質屋に押し入った刑事の角垣。逃走中に電柱に衝突するも目撃者はなく、無事逃げおおせた。だが、なぜか上司の南谷は、角垣が犯人だと見抜くのだった…(「ある冬のジョーク」)。とっておきのアイデアを注ぎ込み、ストイックに紡がれた贅沢な作品集。

【目次】
声探偵/リバーシブルな秋休み/苦い厨房/風水の紅/ヴィリプラカの微笑/仮面の視線/戦争ごっこ/曇った観覧車/不義の旋律/意中の交差点/色褪せたムンテラ/虚飾の闇/レコーディング・ダイエット/父の川/ある冬のジョーク/嫉妬のストラテジー/狩人の日曜日


相変わらず短編書くのがうまいなぁーと思います。

でも、読んだ尻から忘れるのはなぜ?(^^;)

記憶にあるのと、タイトル見ても全く覚えてないのと(笑)
「観覧車」の話と、「ムンテラ」の話は印象に残りました。
観覧車は「なんでー??」と。
なんで落ちたんだろう。

ムンテラは結果オーライとはいえ、一歩間違うとおっかなーい。
おっかないというか、「マヌケ」「ダメ刑事」「ダメ父」などの
烙印が押されていたに違いない( ̄ω ̄*)

私は薄気味悪くなる終わり方が好きなので、「ある冬のジョーク」なんかも
好きかも。ちょっと想像しちゃった。

「付添い屋 六平太」 金子成人



付添い屋 六平太 金子成人

時は江戸・文政年間。秋月六平太は、信州十河藩の供番(篭を守るボディガード)を勤めていたが、十年前、藩の権力抗争に巻き込まれ、お役御免となり浪人となった。いまは裕福な商家の子女の芝居見物や行楽の付添い屋をして糊口をしのぐ日々だ。血のつながらない妹・佐和は、六平太の再士官を夢見て、浅草元鳥越の自宅を守りながら、裁縫仕事で家計を支えている。相惚れで髪結いのおりきが住む音羽と元鳥越を行き来する六平太だが、付添い先で出会う武家の横暴や女を食い物にする悪党は許さない。立身流兵法が一閃、江戸の悪を斬る。時代劇の超大物脚本家、小説デビュー!

【目次】
雨祝い/初浴衣/留め女/祝言


妹が勘違いして買った本らしいのですが、楽しく読みました。
妹の佐和の気持ちを思うとなんかいじらしくてねぇー。
時代が時代とは言え、気の毒になりました。

が。

結果的に「吉」と出たかな。

佐和の幸せが私の幸せであります(〃ω〃)

設定がよくわからん。
付添い屋・・・ようするにボディーガードみたいなものなんでしょうね。
元々の仕事もボディガードみたいだし。

割合にサクサク読みましたが、続きが読みたいかと言われるとねぇ。
そうでもないというのが正直なところ。
佐和の件も片付いたし。

「13・67」 陳浩基



13・67 陳浩基

2013年から1967年へ香港警察の名刑事の人生を遡り、権力者と民衆の相克、香港という存在が孕む矛盾を描く華文ミステリー。

これねー、とっても面白かったです(*´ω`*)

買ってよかった。
これ来年くらいにまた読みたい。

しかし・・・久々の上下二段組で読み応え抜群(笑)
油断していると字の洪水が・・・

連作短編ながら時代はどんどんと遡る。
クワンさんがどんどん若返る。
そういう話です。
読み終わってから気づいたタイトルの意味。
2013→1967年と物語の年代が逆行していっているのです。
それだった。

最初の話のロー刑事がね、ものすごいんです。
これは・・・すげーーー。
やっぱりなんだかんだでこの話一番好きだな。
この本はクワンの話なんだけど、クワンの一番弟子と言ってもいい人がロー刑事なんだけど、この話のローが物凄いのですよ。
これは・・・やっぱりもう一回読まなくてはならないと思ったー。
どんどんと遡る形式なので、他の読書メーターで感想を挙げた人は「逆から読みたい」とあって。
それもまた一つの方法かなーと思ったり(*´ω`*)

久々にじっくり読んだー。
面白かったー。
本当に面白かったー。

「ボーダレス」 誉田哲也



ボーダレス 誉田哲也

なんてことのない夏の一日。でもこの日、人生の意味が、確かに変わる。教室の片隅で、密かに小説を書き続けているクラスメイト。事故で失明した妹と、彼女を気遣う姉。音大入試に失敗して目的を見失い、実家の喫茶店を手伝う姉と、彼女との会話を拒む妹。年上の彼女。暴力の気配をまとい、執拗に何者かを追う男。繋がるはずのない縁が繋がったとき、最悪の事態は避けられないところまで来ていたー。

本を読んで終わって閉じて・・・

「この終わり方で納得いかないってことは私は誉田さんに何を求めているのか?」

と、真剣に首をかしげました。
そこそこハッピーな終わり方なのですが・・・

個人的にはそんなハッピーは他の作家さんに求めているんであって誉田さんにはあまり求めてない(笑)
たまに、さわやか青春系も書く作家さんではありますが、この話は不穏な動きがありまして。
だから、なんというか・・・もっとねぇ・・・あってもよかったんじゃないかな?

死体とか・・・

とか思ってしまい、
そういうののない、ちょっと不穏な動きのある誉田作品はかなり中途半端な感じがするんですよねー。

最近、自分の作品に思想書きまくりの右よりの誉田さんですが、今回は何も書かなかったなぁーと思っていたら最後、なんか書いてたな。
あれはいいのか?
普通の船なのか??
わざわざカタカナで書いたから気になって調べましたよ。

まぁ次の作品に期待します。
出来ればジウ系がいいなー。

「花とアリス殺人事件」 乙一



花とアリス殺人事件 乙一

石ノ森学園中学校に転校してきた有栖川徹子(通称・アリス)は、転校早々クラスメイトから嫌がらせを受ける。どうやら彼女の座る席には呪われた噂があるようだ。そんなある日、アリスは、自分の隣の家が「花屋敷」と呼ばれ、話題にのぼっていることを知る。彼女は、ある目的をもって花屋敷に潜入した。家のなかには、長期不登校中のクラスメイト・荒井花(通称・花)がいた。そこで花はアリスに、驚くべきことを口にする。岩井俊二監督の映画「花とアリス殺人事件」を、乙一がノベライズした伝説の作品がついに文庫化。

岩井俊二が先なのか・・・?
あまりそっちは詳しくないので、あくまでも小説の感想だけにしますが・・・
「学校の謎」とか「学校の怪談」系って、ネタを明かせばそんなことかって感じが多いよね。

ユダに関しては気づかなかった(笑)
発音の問題か。

音で聞くとすぐわかるけど、字で見るとわかんない(^^;)
それとも私が東北だからかな。関東とアクセント違うんだよねー。

「結局あのシーンはなんだったんだ?」
と言いたくなるようなツッコミどころはたくさんありましたが。

一番ツッコミたいのは、会社に押しかけて呼び出して、
でもって、あっさりと受け付けてもらって、しかし出向いたのが本人じゃなく
別の人とか!?

明らかに会社の用事ではない人が伺っているのにそれってなんなん??

あと・・・トラックの下で寝るのは普通に自殺行為だと思います(・ω・)

「踏んでもいい女」 斉木香津



踏んでもいい女 斉木香津

真砂代は一九歳になったが、見栄えのしない容姿であることは自分でも分かっていた。近所のおばさんの仲介で見合いをしたけれど、相手の男性はほとんど話もしないうちに席を立ってしまう。みんな自分のことを傷つけても踏んづけても構わないと思っているのだ。見合いをした男性には、ずっと思い続けている貴子という年上の女性がいるらしい。その貴子と偶然知り合った真砂代は、日中限定で家事を手伝うようになる。働いている様子もないのに豊かな暮らしを続け、絵ばかり描いている貴子とは何者なのか。時空を超え真砂代が辿り着いた真相に、あなたは必ず驚愕する!

面白かった。

モロ戦争中なのに、毎日綺麗な服を着て贅沢な食事をする貴子。

こんなことって可能なの??
と、驚くのですが・・・
第一、変な輩とか来て盗みに入られたりとかあったんじゃないか。
そう考えるとねぇー。
なんでこの家だけ守られていたのか。

多少の疑問は残る。

みんな配給が少なくてピリピリしていたのに。
タイトルが「踏んでもいい女」ってことだったんだけど、
あまりタイトルと合ってない気がしました。

確かにタイトルは強烈ではあるんだけど・・・
ただ、見合いの席でこっぴどく振られたくらい・・・?

ただ真砂代と貴子がお互いに依存しているんだよね。
この関係性は好きだったし、
戦争後に真砂代がハッキリと将来を考えたことは
やっぱり貴子の影響としか思えず。

変な話ではあったけど、不思議と読了感は良かったです。

買った本 9月30日

「13.67」 陳 浩基



本屋で立ち読みさせてもらったお礼にww

ってワケではないですが、読みたかったんです。
作者さんも初めましてですが、本を見る限りではどういう話かわからん。

かろうじて警察もの?
タイトルの意味も分からないし。
ワクワクしかありませんっ!

帯に踊らされる毎回のパターンかもしれませんが、
ずっと読みたいと思っていた本なので久しぶりに単行本買いましたっ!!

初めましての作家さんを単行本で買うのは珍しい・・・(*´ω`*)

「凶犬の眼」 柚月裕子



凶犬の眼 柚月裕子

所轄署から田舎の駐在所に異動となった日岡秀一は、穏やかな毎日に虚しさを感じていた。そんななか、懇意のヤクザから建設会社の社長だと紹介された男が、敵対する組長を暗殺して指名手配中の国光寛郎だと確信する。彼の身柄を拘束すれば、刑事として現場に戻れるかもしれない。日岡が目論むなか、国光は自分が手配犯であることを認め「もう少し時間がほしい」と直訴した。男気あふれる国光と接するにつれて、日岡のなかに思いもよらない考えが浮かんでいく…。警察VSヤクザの意地と誇りを賭けた、狂熱の物語。日本推理作家協会賞『孤狼の血』シリーズ最新刊!

日岡の大上化が目立つような・・・

↑のBOOKデータベースに書いてあるような、「警察VSヤクザ」というよりも、「警察&ヤクザ」に見えてしまうのはいかがなものか。
でも、エピローグ好きだなぁー。
そうか。こういう風に終わらせたかと思うとなんか・・・
好みの終わり方でした(*´ω`*)

怒られるかもしれませんが(笑)

大上2号となった日岡は次はどうするのか。
こんな感じになると続きもありそうなので楽しみです。

ちなみに密告した人は気づいてました。
きっとそんなことだろうなぁーと。
まぁ敵に回すと怖い考えなしの人ってことで(笑)

9月に読んだ本のまとめ

9月の読書メーター
読んだ本の数:12
読んだページ数:3883
ナイス数:499

ネメシスの使者ネメシスの使者感想
残りのページ数を踏まえて「何か残ってるな」とつい思ってしまうのはファンの性か・・・(T_T) まぁその通り「何か」は残ってたんだけどー。でもでも、「そこ」にたどり着くまでに起こした行動とか年月を考えると「そこ」はものすごくあっさりでないかい??犯人の起こした行動に多少の疑問は沸きます。頭いい人なのになぁ。
読了日:09月04日 著者:中山 七里



トッカン 徴収ロワイヤルトッカン 徴収ロワイヤル感想
相変わらず面白くおかしい。なんだろう。ぐー子も面白いが鏡トッカンの破壊力がものすごい。ゴールドフィンガーに乗って登場した鏡さん・・・(笑) その前の研修の話も面白く、短編ながら盛り沢山で満足でした。
読了日:09月06日 著者:高殿 円


黙過 (文芸書)黙過 (文芸書)感想
この話を受け入れられるか拒絶するかだよねぇー。難しい。私はちょっと引いてしまった。イヤだなと思った。自分のこういうところがダメだなと思うんだけど、「えーーーー!?」と思ったー。別々の話かと思っていたら最後に1つの話になったのは面白かった。
読了日:09月07日 著者:下村 敦史


君と星の話をしよう 降織天文館とオリオン座の少年 (集英社オレンジ文庫)君と星の話をしよう 降織天文館とオリオン座の少年 (集英社オレンジ文庫)感想
気持がささくれているときに読むといいねー。いい話だなぁーと。普段だったら普通に流していたかもしれない気持ちではありますが、ささくれていたのかやされていたのか(笑)、しっとりと入り込みました。人の優しさにあふれている本だと思います。コガネ・・・なるほどなぁー。
読了日:09月08日 著者:相川 真


クリスマスを探偵とクリスマスを探偵と感想
子供向けではなかった(笑) 最後上手くまとまる具合がとても綺麗で、こういうサンタクロースだったら信じたくなるかも。この本は伊坂ファンへのクリスマスプレゼントなのねー。9月に読んだけど(笑) 
読了日:09月10日 著者:伊坂幸太郎


碆霊の如き祀るもの (ミステリー・リーグ)碆霊の如き祀るもの (ミステリー・リーグ)感想
あぁ・・・懐かしの刀城言耶シリーズ。あぁ・・・そうだった。どんでん返しにつぐどんでん返しで結果的には誰が犯人か分からなくなるようなシリーズだった・・・・(爆)
懐かしい・・・(〃ω〃) 犯人・・・結局誰だったんだ??1人目の人だったら結構しっくり来たんだけどなぁー。
読了日:09月13日 著者:三津田信三


女子大生会計士の事件簿〈DX.4〉企業買収ラプソディー (角川文庫)女子大生会計士の事件簿〈DX.4〉企業買収ラプソディー (角川文庫)感想
元々が会計士で小説家ではないせいか、物語的には面白くないんだよねー。姉が登場したかと思ったら今度は妹か!と。たまに読んでて「必要??」と思ったり。今回は監査がなく、逆に身近な話題もあり勉強にはなりました。
読了日:09月14日 著者:山田 真哉


天上紅蓮 (文春文庫)天上紅蓮 (文春文庫)感想
渡辺淳一お得意のエロエロかと思ったら途中で、医学書みたいになって、挙句の果てに「私はこう思う」とな?はい???なんで自分の感想???歴史小説だと思ってたのに!もう少し面白くしてくれるかと思ったのに途中で尻すぼみ。
読了日:09月17日 著者:渡辺 淳一


トランプ殺人事件 (講談社文庫)トランプ殺人事件 (講談社文庫)感想
おぅ・・・・(T_T) この暗号・・・解ける人いるのか?!まぁ確かにですね。私の長い読書人生の中で「こんなところ必要?」とか「これだけなんか取ってつけたような・・・」というところは必ず何かあるけれど・・・だけどーーーーー!!!!! なんとなく絶叫。でもってラスト・・・えーーー!?
読了日:09月20日 著者:竹本 健治


護られなかった者たちへ護られなかった者たちへ感想
舞台が仙台ということもあってか、シリーズメンバーは登場せずでした。犯人はきっとあの人であろうというのは当たってましたが、その人の「正体」までは気が回らず・・・しかし、重いなぁー。これが現実にも起きているんだからやりきれないです。
読了日:09月24日 著者:中山 七里


悪徳小説家 (創元推理文庫)悪徳小説家 (創元推理文庫)感想
あぁー。やっちまった系かぁー。ほかの皆さんが書かれているように、ラストが少し尻すぼみ。でも、妻に対する愛情は見えたなぁー。なんでそうしたのかっていうか、そこに妻がいるとは思わないよね。私も読んでビックリしたもん。
読了日:09月26日 著者:ザーシャ・アランゴ


魔力の胎動魔力の胎動感想
ラプラスの魔女の前日譚と全く気づかず・・・ヤバい。これはラプラスの魔女をもう1回読まないと(汗)近いうちに読むとわかるかも~。なので人物の関係性など分かってないし。これはきっとあれだ。「ラプラスの魔女」をもう1回読ませるべく登場した本なのではないか!?
読了日:09月29日 著者:東野 圭吾



読書メーター


・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

今月も少なかったの巻。

でも濃いなぁー。
内容としては結構満足です。

個人的には三津田さんの刀城言耶シリーズの復活ですよね。
最後「?」マークが70個くらいつきましたが、久しぶりに好きなシリーズを読めるというのは嬉しいものです。

トッカンの復活もよかったです。
結構大変で辛い職場なのに、なんか明るい・・・(〃ω〃)

今・・・自分のレビュー見ながら書いているのですが・・・4日の「ネメシスの使者」
・・どんな本だったか・・・? 「黙過」はレビュー見たら思い出した。
あぁー豚だった・・・これはイヤだと思ったやつだ。

個人的なことに関しては、8月と一緒です。
やってることも何もかも(^-^;)
特に変わりなく過ごせたというのがいいことかな??(・∀・)
10月ものんびりといくのではないだろうか・・・(^-^;)

『魔力の胎動」 東野圭吾



魔力の胎動 東野圭吾

自然現象を見事に言い当てる不思議な力。君はいったい何者なんだ?『ラプラスの魔女』前日譚。

「ラプラスの魔女」の前日譚だそうですが・・・

正直何のことやら・・( ̄ω ̄*)

そのくらいつながりが分からなかった。
とりあえず、いつ読んだっけ??と思って自分のブログを見返すとやや3年前です。
3年前・・・
覚えてないのかぁー。

それとも、対して面白くなかったのか・・・

ラプラスの魔女が映画化になるので、魔力の胎動に映画化の帯がありますでしょ。
それを見てたので何か関係はあるだろうとは思っていたけれど。

前日譚ということでしたので、読み終わった感想としては

「ラプラスの魔女読まなくちゃ」でした(´・ω・`)

この本のみの感想はあまりない。
物凄く面白かったり、ものすごくつまらなかったりすると感想ってでてくるけれど、こういう中途半端な感じだと何をどう言っていいのか・・・・

まぁ近いうちにラプラスの魔女読むことにします。
そうすることによっていろいろつながるかな。